TO THE SEA.

Photo


(行徳港にて撮影)


僕らは毎日、ちいさな街にひしめき合い

「それが当たり前」と暮らしている。


でもちょっと足を伸ばせばそこにある海。



空が遠い世界に、広い世界に続いているように

海もまた遠い彼の国々に続いている。



ちいさな舟で湾に漕ぎ出し、

いつも暮らしている街を遠くに眺める。


大きな貨物船などが来なければ

その海の上は、驚くほど静か。



波にゆったりと揺られながら

身近な陸地を背にしながら

遠くの彼の国々に想いを馳せる。



小さな街の小さなルールに息苦しさを感じたら

波の音を聞きに行こう。

扉を少し開けてみれば

大きな夢の音がするでしょう。




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