最近ネットで見つけたこちらの動画、まずはご覧下さい。
次に動画を見ないで音だけ聴きましょう。
どう感じました?
私は単純に「カッコいい」と思いました。
この動画、実はロックサウンドのエッセンスが凝縮されていると感じました。
最近ふと思うんです。
ロックの格好良さって、ある意味1970年代に大体定義付けが終わっているような気がします。
(別に新しいスタイルを否定している訳ではありませんよ)
それまでは特定の若者のための音楽だったロックが、産業として拡大していく上で、やっぱりお茶の間に広がる必要があった訳です。
「原石」から「商材」として変わる必要があったので、サウンドもいろいろ変化して行きました。
そして80年代になると、アメリカ発信でMTVのようなPVとセットの商品が主流になり、普通のとうちゃん&かあちゃんが車で聴いても問題ない音が主流になります。
80年代のアメリカで流行った曲って、どれも同じようなドラムの音(笑)
まあ、メインストリーム以外ではしっかりロックしてますけどね。
あくまでTOP40な流行りの話です。
気がついたら世界中でCDショップは消滅の危機。
流行を追い、最新の機材で知らず知らずのうちにメインストリームに合わせて楽曲をパッケージング。
それが正しい時代だったんだと思います。
L.A.メタルもしかり。
グランジもしかり。
オアシスもしかり。
そんな事を考えながら冒頭の動画を見たときに、私は何とも言えない気分になりました。
もしあなたが25歳以下の若者で、この動画のサウンドを聴いて
「クソカッコいい!」
そう思ったら、パクっちゃいましょう。
そうして新しい、あなただけのロックサウンドを演奏しましょう。
ロックは歌詞にメッセージが無くとも、気持ちさえあれば
「ヒリヒリする位にカッコいい」筈です。
ずっとそうだった筈です。
それとももう、
「カッコいいロック」は人々から必要とされていないのでしょうか?
少なくとも俺には「必要」ですけどね(苦笑)
「でも、今の時代、流行らないし。。。」
そう言うコメントもたくさんあるでしょうね。
そんなあなたに私からの提言。
時代のために音楽をするんじゃなく、自分の為に音楽を演奏しませんか?
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