それも、どこにでもある定番の”JC-120″(通称ジャズコ)の音作りについて解説いたします。
このアンプを積極的に使うロックギタリストは少数派。
どっちかっていうとマーシャル!だと思います。
なんか「じゃんけんで負けて使うアンプ」みたいな印象じゃないでしょうか?
ところがどっこい、コツさえ分かれば結構カッコいい音が出ます。
もう、これは完全に私の「商売ネタ」なんですが、毎回質問されて説明するのも面倒なので今日は皆さんにネタバラしをしちゃいます〜。
と、いう訳で
「JC-120にアン直」で、ガッツのあるカッコイイ音をどう作るか?
では、私が実践している方法を教えちゃいます!
簡単なので是非試してみて下さいね。
まず、ギターからJCに入った信号は、
「3bandのトーン」
↓
「distotion」(offでバイパス)
↓
「ブライトスイッチ」
↓
「マスターヴォリューム」
という順番で流れていきます。
(一応、メーカーさんのブロックダイヤグラムで確認しましたー)
それを理解したら、実際にセッティングしてみましょう。
1:ギターは必ずLoインプットに挿す。
2:マスターヴォリュームは出来るだけ上げる!
フルテンでもオーケー!
最低でも1時くらいまで上げる!
ビビるな!気合で上げましょう!上げても死なないから(笑)
3:distotionは出来るだけ上げる!
まあ、好みでしょうが、最低でも1時くらいまで上げましょう!
4:各トーンをゼロからちょっと、1くらいずつ上げる。
絶対ゼロにはしない。ゼロだとカットになっちゃいます。
5:好みで各トーンを上げてみる。
最初は上げすぎないのがコツ。
若しくはMIDだけドカンと上げちゃう。
但し、弾くのは相当難しいので覚悟して下さい。
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これでJC-120だけで、かなりカッコよいロックな音作りができます。
この状態で
- ハイが詰まる
- ローがスカスカ
- ミッドが籠る
という場合は楽器本体に問題がある場合が多いです。
また前述の症状が出た場合、もしあなたが沢山エフェクターを繋いでいたら間違いなく「音がヌケない、飛ばない、アンサンブルで埋もれる」な状態だと思って下さい。
そのような状態で音量を上げても、スタジオやステージ上で音が飽和してドラマーやヴォーカリストに迷惑を掛ける事になります。
そうなると結果的に、オーディエンスに不味い料理を提供するってことですので、しっかり自覚して対処して下さい。
また普段からJC-120でしっかり音を出せると、ステージ上でのアンプトラブルにも対処出来ます。
きちんと機材のチェックをしていても、また本番前のサウンドチェックでオッケーでも、会場の電気的トラブルなどでいきなり本番にアンプが動作不良を起こす!なんて地獄のようなシチュエーションを何度も見て来ました&一度だけ体験しました。
いざ、自分のアンプがトラブってしまい「JCしかないならライブしない、今日は止めた」って、あなたならどう思いますか?
そのライブが自分達にとって、とても大切な勝負のライブだったらどうしますか?
やっぱり帰っちゃいますか?
テンションの低い演奏で誤魔化しますか?
(まあ、それならそれで仕方ありませんねw)
皆さんも一度は「リスクマネジメント」という言葉を聞いたことがあると思います。
だいたいドコにでも用意されているJC-120で、しっかり演奏できるということは、まあ、つまりそういうことです。
なので人前に立って演奏している皆さんは、お願いなんで必ず体験しておいて下さい。
覚えておいて損はありませんよ〜♪
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※ちょっとオマケ
こちらの写真は、私がレスポールJr.を直で鳴らした時のセッティングです。
このセッティングだけで、ピッキングやギター本体のヴォリューム、トーンのコントロールで驚く程多彩な音を出す事が出来ます。
Jr.のような、電気系統がシンプルな楽器ならではの「技」です。
※さらにオマケ
ベーシストの方は、是非スタジオで個人練習に入って、JC-120に直で良い音を出す練習をしてください。それも出来るだけ大きい音で練習しましょう。
こちらに関してのツマミの位置はお教え致しません(笑)
自分で獲得して下さい。
カッコいい音が出来たときは、あなたのスキルは確実にアップしてますよ。
ヒントは「ピッキング」です。
「どうしても出来ない!こんなの嘘だ!」って方は是非ギター整体の際に仰って下さい。
ちゃーんとあなたの目の前で、あなたの楽器で「使える音」を体験する事が出来ます。
それでもやっぱ分からない!
体験したい!
もっと知りたい!
という方はお問合せフォームからご連絡下さいませ♪
では!
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