21世紀のスタンダードとなるマイク・ラインケーブルの開発をお手伝いしました。【TPS7182 – 立井電線】

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ケーブルごとの音の違いに、現場のプロもビックリでした!

私事ですが、去る11月15日から17日までの3日間、幕張メッセで開催されました国際放送機器展-Inter Beeにて立井電線㈱様から発売された新型のマイク/ ラインケーブル【TPS 7182】の開発のお手伝いをさせて頂きました。

写真の様に、当日は主要メーカーの代表的なケーブルとの比較試聴が出来る様に展示することで、この新しいマイク・ラインケーブルの優位性を実際に体験して頂きました。

展示にには超定番のマイクShure SM58、ミキサーにはSoundcraft Signature 12 MTK、ヘッドフォンはこれまたお馴染みSONY MDR-CD900STと、プロの方には馴染みの環境を出来るだけコンパクトに再現するように工夫しました。

予め各チャンネルにマイクケーブルを繋ぎ、SM58を差し替えてケーブルのチェックをするという、極めてシンプルな展示です。

「こんな環境で本当に差が分かるの?」

きっとそう思われる方は多いと思います。

実際に会場でテストされる際に、ほとんどの方がそう思われてからチェックされていた様に感じました。

そして実際に比較されると、多くの方の表情が変わったのは面白かったです。

PA関係者の方が高く評価して下さったのはモチロンですが、意外だったのは

放送局の方や映像関係の方々が、めちゃくちゃビックリされていた事です。

「スタジオを新設するので、全部このケーブルにしたい」

「ロケで早く使いたい」

「MAでの作業が絶対に早くなる!」

「すぐにでも導入したい」

と、普段ステージやレコーディングの現場で聞く会話とは全く違う世界を体験出来たのは、とっても面白かったですw

多く頂きましたコメントは、

・クリアーですね!

・解像度が高い。

・モコモコしない。

・密度が違い過ぎる。

・全体域で太い音。

・ケーブルを叩いたり擦ったりした時のノイズが低くって素晴らしい!

と、大体このような感想を高いテンションで語って下さいました♪

ご来訪頂きました皆様、大変貴重なご意見を頂き、誠にありがとうございました!


現場を知る私たちだから出来た、新基準のマイク/ ラインケーブル

驚異的な低インピーダンスがもたらす既存製品を超える解像度、情報量、レスポンス、対衝撃性。

ライブを熟知したサウンドエンジニア達の現場の声を、日本トップレベルの技術で解決する高性能マイク/ラインケーブル。

野外等の過酷な現場でも耐えうる高耐久性、イージーオペレーションを実現する高密度な音の塊。

今ここに、新世代のスタンダードとなるマイク/ラインケーブルが誕生しました。


当り前と言えばそうなんですが、立井電線様のみならず、ケーブル線材メーカーの方は音のプロではないんですね。

そこで縁あって私がご協力させて頂いたんですが、NUDE CABLEやテクニシャン業務で得た知識と人脈(笑)を使いまくって、この新しいケーブルを開発する事が出来ました。

完成した今となっては「あー良かった!」なんですが、形にするのは本当に大変だったんです。

立井電線様の持っている技術が素晴らしかったので、導体のインピーダンスを世界トップレベルの低さで作って頂きました。

でもインピーダンスが下がると感度が上がって、外的要因に影響されまくって、逆に音のバランスが悪くなってしまいました。

最初の試作品は、ミッドレンジは綺麗なんだけど、低音がボワボワで。。。。。

そこで私がNUDE CABLE製作で得た知識をひとつひとつ検証し、感覚で組立てていた技術の理論を考えて、ケーブルの構造に応用して試作品を作って頂きました。

そしてモチロン、NUDE CABLEと同じ様に現場でのテストを繰り返しました。

ただ今回、時間があんまり無かったので、かなり無茶してテストしまくりました。

そこでも当然、修正点は出て来てしまいます。

そして直してもらった試作、今度は音は良いんだけど、触った感じが。。。

と、こちらを立てればあちらが立たぬという、良くある状態でした(苦笑)

でもそこは日本トップレベルの技術を誇る立井電線様。

しっかりInter Beeに間に合いました!


現場のプロからのご感想

実際に現場で使って頂きましたエンジニアの方々からの声をご紹介します。
頂きましたメールをほぼ無修正、無加工でアップ致しましたので、ぜひご参考になさって下さい。

本日アコースティック物のライブで歌に使いました。密度が濃くなるというのが率直な感想です。 AMEK9098というヘッドアンプを歌に使った時と似ています。 どういうことかというと割と癖のない上質なヘッドアンプを使った時の、キャラはそのままでグンと圧が上がる印象です。 ちなみに今日の卓は、サンクラのSI expressionでした。参考までに、マイクプリはいつもの歌ゲインでプラス26dbで取りました。 いや予想以上に印象良かったですよ!

今日はとりあえずメインVoとベースのラインに繋ぎました。ちなみにDIは85です。 メインVoはかなりいい感じでスッキリしますが、音圧はしっかり濃厚にあるって感じなんですけど、外で出したときの音の 重心が思いの外、下のほうにあるんで、もうちょっと軽い感じになるか次回は挑戦してみます。 ベースのラインはかなりいいですね。コンプを使って音の重心と奥行きのコントロールがすごくしやすくなりました! イメージとしては、重心はBELDEN8412のミッドのちょい下くらいの感じですかね。

さっき、アコギで試してみたんですが、EQしなくてもくっきりよく聞こえます。SPXの掛かりも凄いです。 女の子のボーカルにも使ったんですが、ハイパス無しでもバッチリ抜けます。 ちょっとチャレンジして、VOのゲインは17dbくらいで、フェーダーで作ってみましたが、しっかり音圧が出ましたよ。すご いですね。ハイパス抜いてgainの頭をあまり取らずに出すと、中も外もかなり最強な気がします。 CL5でこの音なら、サンクラ8000で鳴らしたら楽しそうです、俺がですけど(笑)

ちょっと歌ってみたら、異常に音がはやいっす!ブレーキ踏まないで走ってる的な感じ。多分いろんなロスが少ないんですね。最初は「俺、歌えるの?」とビックリしましたが、あっという間に慣れましたw

うちのPAさんは声の抜けがよくなってよろこんでいます☆

その他のご感想は以下をご覧下さい。

  • 音の密度が濃い。
  • スッキリしている。
  • しっかりした音圧
  • 密度が濃くなる
  • デジタルミキサーで使用しても、音像が立体的
  • 重心は低め。
  • 高域まで綺麗に伸びている。
  • 輪郭が良く見える。
  • ヒットノイズに強い。
  • ハウリングしずらい
  • エフェクターの掛かりが良い。
  • 信頼出来る触り心地

などなどです。

気になる皆様、ぜひ安心して導入されてくださいね!


実はケーブルにしか解決出来ない事がある。

ハードウェアもソフトウェアも、日々大きく進歩しているのは皆様ご承知だと思います。

でも音声用のマイク・ラインケーブルって、実は100年前からそんなに変わっていないんです。もう、インフラとして当り前になっちゃっているので、改善してもそんな大きな差がでないので、「ケーブル変えても変わんない」というご意見を多く耳にするわけです。

今回の比較試聴展示でも、TPS7182の次に評価が高かったのは、NUDE CABLEでおなじみ某米国メーカー製の、この比較サンプルの中では設計が一番古いケーブルでした(苦笑)

魚やお野菜なども、材料が良くないと料理も大変ですよね。

音声信号だって同じです。

機材がどんどん良くなっても、それを伝えるケーブルが邪魔をしてしまっては、なかなかポテンシャルを発揮できません。

エフェクトの設定や、エンジニア様の技術だけでは対応できないポイントがあるのは、NUDE CABLEの無茶苦茶なオーダーで知ってました。

そのような沢山のお悩みを解決して来た経験を、立井電線様の素晴らしい技術者の方々と共に、たった7ミリ弱の直径の中に詰め込みました。

でも、音が良くなるのがゴールではありません。

それをコンテンツとして受けとる

リスナーや視聴者、オーディエンスが楽しくなる事がゴールである。

技術よりも大事な事を忘れずに、これからもいろいろ取り組んで参りますので、よろしくお願いします!

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TPS 7182 by TACHII PRO SOUND 製品概要
導体断面積 0.755SQ
導体構成 30/0.18
芯数 2芯
導体 軟銅より線
導体抵抗 2.64Ω/100m
絶縁体 PVC
シールド スズメッキ軟銅線
シース PVC
外径 7.0mm
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最後にこの場をお借りしまして、製品開発に多大なるご協力を頂きました、佐久間功様、石橋勲様、小菅慎一様、ライブハウス ザ・サードステージ様、タカナシコウタ様、Lin様(COMezik)、光村龍哉様(NICO Touches the Walls)、金田悠希様(Amazon.co.jp)、伊藤光弘様、その他多くのミュージシャンの方々に感謝の意を述べさせて頂きます。

また、このケーブルをシーナ様(シーナ&ロケッツ)に捧げさせて頂きます。

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