もし、あなたがブルースに興味を持ったのなら、
もし、あなたがブルースを知りたいのなら、
このDVDは何かヒントになるでしょう。
シカゴのブルースレーベル、「チェス・レコード」の歴史をアーティストのインタビューや演奏シーンなどで見せてくれます。
丸々1曲の演奏シーンはありません。
でもこの映像から放たれるパッション、エナジー、ソウルは特筆すべきものがあります。
まだ私が20代、ブルースの「”ブ”の字」を「齧り始めた」頃、この映像のVHSをレコードショップで購入しました。
今まで本でしか知らなかったアーティストの生々しい話と演奏シーンが、私の心にグサグサと土足で入ってきました。
この映像の中で、いろいろなアーティストが異口同音で語る言葉があります。
「人はみんな自分だけのブルースを持っているのさ。色も形も匂いもみんな違うブルースを持っているんだ。でも、ブルースを見た奴は誰もいない。それがブルースさ」
この言葉は今でも自分の心の支えになっております。
ちょっとブルースに興味を持った方だけでなく、既にブルースに「アレ」を売ってしまった方も、是非一度ご覧になって頂きたい映像です。
以下、参考までに曲目リストです(Amazonより抜粋)
- ファイヴ・ロング・イヤーズ(バディ・ガイ)
- ピアノ・ブルーズ(ジョニー・ジョンスン)
- カム・オン・ディス・ハウス(サニー・ボーイ・ウィリアムスン)
- リトル・レッド・ルースター(ウィリー・ディクスン)
- ハウ・メニー・モア・イヤーズ(ハウリン・ウルフ)
- ギター・ブルーズ・インストゥルメンタル(ヒューバート・サムリン)
- エイント・ザット・ア・クライング・シェイム(ジュニア・ウェルズ)
- ブルーズ・インストゥルメンタル(ロバート・ナイトホーク)
- シーズ・ナインティーン・イヤーズ・オールド(マディ・ウォーターズ)
- ゴーイング・ダウン・トゥ・イーライ(ロバート・ナイトホーク)~1950年代前半シカゴのサウスサイド地区の映像
- シング・アイ・ユースト・トゥ・ドゥ(バディ・ガイ)
- フーチー・クーチー・マン(マディ・ウォーターズ&バディ・ガイ)
- ユー・キャント・ルーズ・ホワット・ユー・ネヴァー・ハッド(マディ・ウォーターズ&ジェイムズ・コットン)
- エイント・ザット・ア・クライング・シェイム(ジュニア・ウェルズ)
- ライツ・アウト~ジューク(リトル・ウォルター)
- エイント・ノーバディズ・ビジネス(オーティス・スパン)
- リトル・レッド・ルーズター(ウィリー・ディクスン)
- ワン・ダン・ドゥードル(ココ・テイラー&ウィリー・ディクスン)
- カム・オン・イン・ディス・ハウス(サニー・ボーイ・ウィリアムスン)
- ウォーキン・ザ・ブギ~ブーム・ブーム(ジョン・リー・フッカー)
- ピアノ・ブルーズ(ジョニー・ジョンスン)
- プロミスト・ランド(チャック・ベリー)
- ブルーズ・インストゥルメンタル(ヒューバート・サムリン)
- スプーンフル(ハウリン・ウルフ)
- ハウ・メニー・モア・イヤーズ(ハウリン・ウルフ)
- ローリング・ストーン(マディ・ウォーターズ)
- アイ・ジャスト・ウォナ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー(ローリング・ストーンズ)
- モジョ・ワーキン(マディ・ウォーターズ)
- マニッシュ・ボーイ(マディー・ウォーター&ローリング・ストーンズ)
- ファイヴ・ロング・イヤーズ(バディ・ガイ)
- スウィート・ホーム・シカゴ(ジュニア・パーカー)
どの演奏もエモーショナルでパッションに溢れております。
音楽が持っている力の「ひとつの形」が、ここには記録されております。
機会がございましたら是非一度ご覧になって頂きたいと思います。
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