最近の小学生が入学時に持参する色鉛筆、24色が人気らしいです。
36色や50色を持ってくる子も珍しくないとか。。。。
こういう商品が一番腹が立ちます。(モンスターズインクに罪はありませんが。。。) |
自分が小学生だった昭和40~50年代、24色以上の色鉛筆は「すげー!」の対象でした。
現在は物価も下がり、多色セットでも大した金額にならずに購入できるのは事実です。
でも敢えて言います。
12色で充分です。
多色の色鉛筆は、じぶんで色を創り出すきっかけを奪いかねません。
12色でも画用紙の上で薄く重ねて行くだけで、様々な色を表現出来ます。
私が小学生の頃、夜のジャングルの絵を書いていた時に先生から
「夜は黒でしょ。真っ黒に塗りなさい」って言われて????????って気持ちになったのを今でも覚えています。
夜と一口にいっても
都会の空、
街頭も無いような森、
月が出ているときの闇、
夕焼けが落ちたばかりの時間帯、
朝日がやってくる前の空、
などなど、様々な色なのに「黒一色で塗りなさい」って言われて、まだ可愛かった私の幼心は微妙に凹んだのでした。
自由に色を感じ、自由に色を創り出す行為を体験させる事は重要だと思います。
それとも「創造力」は学力と関係ないってことで軽く見られがちなのでしょうか?
自由に「創造すること」は必要ないのでしょうか?
音楽だって同じです。
「ハムバッカーのストラト+JCM900+オーバードライブはこんな音」
とか、
「5弦アクティブ+サンズアンプはこんな音」
とかって決めつけて音を出しているバンドマンも実に多いです。
質問されて私が「どんな音が出したいの?」って聞くと、
「ハムバッカーのストラト+JCM900+オーバードライブらしい音」とかって答えるプレイヤーが多くって悲しくなります。
大事なのは「色鉛筆のセットに入っている色」ではなく、
「自分自身で描きたい色」な筈です。
もし身近に小さなお子さんがいらっしゃいましたら、感受性の芽を摘まないで下さい。
後々、私みたいに「ヒネくれた奴」になっちゃって面倒臭いですよ(笑)
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