※車の運転は法定速度を守り、無理のないドライビングをしましょう。
今日のお話はフィクションです。マネしないでね。
でっかい排気量のスポーツカーって、速いっす。
誰でも踏んだら「ドーン」っていきますからね。
普通の方なら、デカいスポーツタイプにちっちゃな車が勝てる訳がない。
きっとそう思いますよね。
でも、ちっちゃな車が勝てる場合もあるんです。
例えばデカいスポーツタイプはディーラーから卸された状態。
例えばちっちゃい方は愛情注いでしっかりセッティング&メンテ。
例えばデカいスポーツタイプは普通のドライバー。
例えばちっちゃい方は走り込んだ熱い奴。
直線ならお話になりません。完敗です。
峠道ならどうでしょう?
登りの峠なら、パワーが物を言いますのでやはり完敗です。
でも、峠の下り道に限定して考えれば
「立派なスポーツタイプのでっかいクルマに勝てます」
幅の広い、でっかいクルマは峠の一車線の中で細かいコース取りをする事は不可能。
ちっちゃい奴は一車線を目一杯使って、細かくラインを取って走れます。
でっかいノーマルのクルマは重量もデカい。
ちっちゃい奴は当然軽い。
しっかり荷重を意識しながらブレーキを踏みつけ、クルマを路面に押し付ける。
リズミカルにギアを落とし、エンジンの回転を合わせ、コーナーの出口でアクセルを開ける。
もしデカいクルマの後ろを走っていたなら、きっと相手のバックミラーからちっちゃいクルマが消える事はないでしょう。
そうやって走っていると、大概大きなクルマのドライバーは、どっかのコーナーで大きく外に膨らみます。
しっかり安全、かつ手に届く距離を保って走っていれば、ちっちゃなクルマはインを突いてコーナーを鮮やかに駆け抜ける事ができるでしょう。
そして何度もコーナーを駆け抜ける度、バックミラーに映るデカいクルマは小さくなっていきます。
小さなクルマだって、デカいクルマをビビらせる事は出来るんです。
要は普段の準備と確かな技術と心意気です。
雨の中、ひとり静かに車を運転していて、そんな事を思い返してしまいました。
※繰り返しますが、今日のお話はフィクションなのでマネしちゃ駄目です!
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