ヒトラーは民衆に選ばれたという事実
この夏に観た中で、私的にはゴジラより面白かったです。
（ちなみに「君の名は」は未だ見てませんw）
現代にタイムスリップしたヒトラーが、地上波TVだけでなく、twitterやfacebook、youtubeなどの現代のメディアに乗って乗せられて、「現代のヒーロー」として民衆に支持されていく様をコミカルに描いた傑作です。
映画『帰ってきたヒトラー』予告編
まさに最近、「PAPP」をユーザーが二次的に加工してyoutubeなどにアップして行く様と全く一緒だったりします。
現代に生活する人からしたら、ある意味ゴジラと同じ位リアリティがあります（笑）
とにかく笑えるシーンが満載ですが、何気に笑えないところが素晴らしい映画です。
今ではナチスは残虐で悪であると、誰もが知っています。
ではヒトラーは民衆に支持されていなかったのでしょうか？
彼は民主主義の元、民衆によって選挙で選ばれました。
ではなぜ、彼はその時に支持されたのでしょう？
この映画の中で、こんなシーンがあります。
ヒトラーに会った老婆が
「最初はみんな笑っていたのさ！」と言って、切れて怯えて家から追い出します。
そう、最初は誰もが良くなると信じていたんでしょう。
映画の中のヒトラーも、真摯でブレる事無く正論を元に演説などを繰り返します。
よっぽど現代の政治家の方がダメダメですよ。
って考えるんです。感じるんです。
全く笑えません…
と言う事で、今だからこそ、この映画を見て頂けると、きっと何か感じると思います。
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