打球音やミットに収まる音、スタンドの歓声がリアルに聞こえます!
この夏の甲子園は、なんと記念すべき第100回大会です。
その記念すべき大会のNHKの中継に、
私の作ったマイクケーブルを採用して頂きました!
今までって、打った時の金属バットの音って、いつも同じに聞こえていました。
でも今年は、結構その都度違いますw
芯で捉えた時は抜けるような音。
で、特筆すべきは芯を外して打ち損じた時。
「ゴッ!」って、硬式野球経験者ならわかる、あの痛い音がテレビから聞こえるんです(笑)
あと、キャッチャーミットに収まる音も結構違います。
球速が出ていても、球が走っていないと元気のない音が聞こえます。
反対に球が走っている時は、
「バスッ!」という低音が気持ち良いです。
それとそれと、やっぱりリアリティが上がったのは
「スタンドの応援の音」です。
試合が動いてスタンドがドッと盛り上がった時の空気感。
すこしだけ大きめの音で民放さんと比べてください。
プロのエンジニアの方なら、なおさらその違いを楽しめると思います!!!
実はシーナさんが繋いでくれた縁でした。
このケーブルですが、元々はご縁があってシーナ&ロケッツのドラマ
「ユーメイドリーム」の演奏収録でご使用頂いたのが最初でした。
その際、制作技術部のエンジニアの方々に
「このケーブルは素晴らしい〜!」とご感想を頂きました(嬉しいw)
その後、現場用に導入して頂き、SONGSはじめ、様々な音楽番組で使用して頂きました。
そして東京局から大阪局にケーブルの現物が渡り、実際に使用して頂きました。
で、ご感想。
音質の比較を、定番のSHURE SM58とゼンハイザーMKH-416で行いました。
SM-58では、口元から離した際に既存の国産マイクケーブルとは低音の残り方が明らかに
異なりびっくりしました。ダブるようなもたつき感が消え、太くてクリアーな音が録れました。
またリップノイズの感じも全然違いますね。
ロケで多用するMKH-416では、多少芯が外れても明瞭な音色で指向性が広くなった様に感じられました。
でもピンポイントで音源を狙っても、しっかりとした指向性も感じられます。
なんだか矛盾した感想なんですが、これもきっと解像度が高いからだと思います。
解像度、ロー感、音圧感など、ちょっと今までとは違いすぎますね。。。
とまあ、ちょっと文章はわかりやすいように編集しちゃいましたw
試合中の音もクリアーでリアルなんですが、それ以上に私がグッときたのが
「試合開始のサイレン」です。
70年以上も前、サイレンの音は恐怖でしかなかったはずです。
それが今、たくさんの方々の希望を込めた音として、スタジアムに響き渡っております。
音が綺麗になるだけではなく、
その場の平和な空気も一緒に、電波に乗って日本中に届けられている。
元々はライブ現場で徹底してチューニングしたケーブルですが、
こうしていろんな場面で使って頂き、幸せな笑顔が増えていると思うと本当に嬉しいです。
これからも続く熱戦に、ぜひ音も注目してご覧ください!
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