私の周りでは「生ドラムレコーディング率」が圧倒的に高いんですが、やっぱり時々「打ち込みドラムの楽曲」に関わる事があります。
こんなブログを書いていると、打ち込み否定派みたいに見られるかもしれませんが、いやいや全然そんな事ありません。
シーケンサーにはその機材独特のサウンドとグルーヴがあります。
(AKAIのMPCシリーズなんか、その代表ですね〜)
大事なのは「その手法」ではなく、「何を表現したいか」だと思います。
なので時々耳にする「生ドラムじゃないから駄目」ってのは、私はちょっと違うと思います。
まあ、今日はそう言う話じゃなくって、
「生っぽい打ち込みドラム、それでいいの?」って話です。
いやはや、凄い時代だー。 |
生っぽい打ち込みドラムを楽曲に採用する理由はみなさんそれぞれ。
それ自体の是非はどうでもいいんです。
若いクリエーターの「生っぽい打ち込みドラムを使った作品」を聴いていると大体、
「ドラムトラックが雑」です。
何をお手本にしているか分かりませんが、グルーヴも単調。
音量のヴェロシティも全然楽曲に合っていない。
歌とバスドラムも全然有機的に絡んでいない。
今、大概のPCソフトならタイミングもベロシティもエディット出来る筈です。
ドラムトラックをエディットするのは、ドラマーじゃない人間がドラムを学習する良い機会です。
- バスドラムの音量、タイミングを歌と有機的に絡める。
- スネアの音量、タイミングをAメロ、Bメロ,サビなどに合わせて調整する。
- ハイハットのアクセントやニュアンスを細かく調整する。
- クラッシュシンバルの音色や音量等を、キットバランスを考えながら調整する。
ドラムは楽曲の根幹に関わる大事な土台です。
プリプロならともかく、「作品」として残すのなら、しっかりと「命」を吹き込んで下さい。
派手なフレーズを突っ込んでおけば良いなんて考えは、後々後悔しますよ。
先人達の素晴らしいプレーを参考に、ぜひ心を込めたトラックを製作してください。
みなさん、頑張って下さいね!
コメント