わたしが今までフルプロデュースをしなかった理由

音楽のお仕事、技術関係

わたしのホーム、ワイルドフラワー・スタジオではアーティスト自身の手によるセルフレコーディングがとっても盛んです。

で、日頃使ってくれているバンドさんからは(当然のように)いろんな事をちょくちょく頼まれます。

例えば機材選定。

例えばドラムRECのマイキング。

例えばギター、ベースのサウンドテック。

例えばトラックダウンの質問やアイディア。

例えばマスタリング。

何なんだこの空気感w

もう、何だか知らない間に色んな事を手伝わされます。

たまに面倒なんで、ロビーでぶらぶらしているバンドマンを捕まえて手伝わせたりしてます。

ロビーでMIXするひとたち。。。。。

そんな絵を想像してみて下さい。

どうです?楽しそうでしょ
(通常の仕事してると若干ウザいです)

こんだけやってるんだから当然「フルプロデュースしないの?」って聞かれます。

でもわたしのスタンスは基本的に
「フルプロデュースはしない」です。

だって話を聞いていると、みんなおぼろげにでもゴールが見えているケースがほとんど。

私がフルプロデュースすれば、自ずと私の色が強くなります。

なので基本的にはアーティスト自身が

  • 予算管理
  • スケジュール管理
  • いろいろお願いする人の手配

を、先ずは自身の手で行ってもらうことにしてます。

そうやって自分達でなんでもやってみる事で、初めて
「ひとに頼む事の意義や重さ」
を理解できると思うのです。

まずは自分達の手でプロデュースをしてみる。
全部やってみて、その上で他の人の色をどう加えるかを考える。

ニコラスカの沙絵ちゃんの凄さは、いつもみんなの羨望の的です。

こういう空気って、確かに他のスタジオとはかなり違うと思います。

でも、でもね、そのおかげで
スタジオはいつでも音楽的な空気で満ちあふれているのです。

と、言う訳で私、これからも滅多にフルプロデュースしません。

でも要所要所では全力でお手伝いしますのでお気軽にご依頼下さい。

また、今の環境に不満を持っているバンドの方も是非遊びに来て下さいね!

いろんな意見はあるでしょうが、周りばっかり見ていないで
「自分たちが表現したい事を実行すればいいじゃん」
ってのを、これからも大切に、大切にしていきたいと思っております♪

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