さてバンド練習法シリーズ、今日はその3回目。
ちなみに第一回は「歌の音量は最大ですか?」
第二回は「ギタリストが音量のワガママを貫き通すワザ。」
というわけで今日はベースです。
私のこのブログ、過去にベースに関するネタを幾つか書かせて頂いております。
まずはピッキング、ミュートなど「発音」に関する事はそっちを読んで下さいね。
バンドの音作りに於いて、ベースの音、バランスは非常に重要です。
では早速チェックの仕方です。
バスドラム、ハイハット、スネアの3点でシンプルに叩いてもらい、ヴォーカルとドラムとベースで演奏して下さい。
その際にヴォーカリストが「歌いにくい!」って言ったら即NGです。
「歌いにくい」「ピッチが取れない」と言われる主な原因は「ベースの輪郭が見えない」点に集約されると思います。
もしドラムと一緒に鳴らして見えなかった場合、ベースとヴォーカルだけでバランスを取ってみましょう。
リズムやグルーヴに不安を持っているのなら、他のパートのひとは手拍子でリズムを取って上げましょう。
それでも「もあもあしてピッチもリズムも取れない」のなら、ベースの音作りを根本的に見直してください。
練習で出来ていないのなら、ライブ本番で出来る筈もありませんよね。
では、「もあもあ」して聞こえない場合の対策。
とりあえず、アンプ直で鳴らしましょう。
その際にアンプのEQのベースをそんなに上げないで鳴らしてみて下さい。
音量が足りない場合はマスターを上げてみましょう。
多分、それだけで半分くらいの方はベースラインが見えるようになっていると思います。
真ん中に「ゼロ」って書いてなければゼロじゃないから気をつけてね! |
バンドサウンドに於いてベースラインは「グルーヴ」と「コード感」の両方を司る、「背骨」みたいなものです。
ベースラインがしっかり聞こえるようにセッティングして、ベースラインをメンバーみんなで口ずさめる位に「共有」してください。
ベーシストはピッキングを含めた音作りに於いて、その重要性をしっかり理解して演奏しましょう。
前述したようにベースラインは「背骨」なんですから、そこをビシッとしっかりしたものにするだけで、楽曲の見え方は見違えるように変わります。
また、しっかりした背骨を支える為の「足腰」も重要です。
しっかりとしたピッキングで太くタイトなビートを意識する事も忘れないで下さい。
ああ、ベースって大変だよね。って書いていてしみじみ感じちゃいました。
みんな頑張ってね。
なんかこうやって書いて思ったんですが、文章だけでどれだけ伝わるのかなーと疑問に思いました(苦笑)
わからなかったら質問しにいらして下さい。
実際に音を出しながらレクチャーいたします。
では悩めるベーシストのみなさん、頑張って下さい〜
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