夏場なので仕方は無いのですが、最近も湿気がヒドいですよね〜
そうなると心配なのはボディの鳴りと、そう、
「ネックの反りや歪み問題」
昨日は大丈夫だったのに、今日は1弦5フレットだけビビる、とか。。。
で、きっと皆さん一度は悩むポイント
「保管の際に弦は緩めた方がいい?」
今日はこのポイントについて書いてみたいと思います。
緩める派、緩めない派、いろいろ諸説あります。
楽器を扱うプロフェッショナルの方でも両方いらっしゃるので、皆さん悩んじゃうのは仕方がないポイントだと思います。
これから私が書くことも、あくまで私の経験からのアドバイスなので、そこらは多めに見て下さいね。
ってことで、私は基本、
「弦は緩めない派」です。
みなさんきっとお調べになっているので分かっていらっしゃるとは思いますが、
「ギター・ベースの弦による張力はハンパ無い」のです。
絶えずビンビンに引っ張られているのです。
「そんなに辛いなら緩めてあげた方が楽器に優しいのでは?」
そう思いますよね。
でも頻繁に張ったり緩めたりしていると、当然ネックは動きます。
そう、ネックが「動く事を覚えてしまう」のです。
だったら可能な限り、いつも出来るだけ同じ張力を掛けてあげた方が木材が落ち着きます。
ただし条件があります。
それは「頻繁に弾く楽器のみ、緩めない」って事です。
それとアコギやフルアコのようにセンターブロックが無い楽器は1音〜1音半くらい緩めてあげましょう。
(楽器の構造上の問題です)
あんまり弾かない楽器も、ちょっと緩めてあげましょう。
緩めないのは、あくまで
「メインでいつもガンガン弾いている楽器」
に限定です。
まあ、そうは言ってもネックは反ったり歪んだりしちゃいますよね。
かといって、トラスロッドを回すのは勇気がいる&意外と面倒だと思います。
そこで私がいつもオススメするのは、
「吊り下げ式のスタンドに掛けて放置」です。
(過去のエントリー「ベーススタンドは吊り下げ式がベターです☆」も参考になさってくださいね!)
吊り下げ式と言っても、楽器が垂直に下がるスタンドと、そうではないスタンドがあります。
ことネックのコンディションを律する際は、垂直に下がるスタンドが断然オススメです。
順反りが激しい場合は弦を緩めて、また逆反りの場合は少し強めに張ってスタンドに吊るしてあげましょう。
そうすると重力と自重に引っ張られて、ゆっくりゆっくりネックが伸びてきます。
いい感じに真っ直ぐになってきたら、今度はいつもお使いのチューンングにして、またスタンドに掛けておきましょう。
以前は私もこうやって皆様のネックを直したりしてました。
(今はトントンで調整しちゃいますけどw)
とまあ、若干脱線してしまいましたが、結論。
「保管の際に弦を緩める、緩めないはケースバイケース」
です(すいません)
あんまり楽器を甘やかさず、且つ愛情を持って付き合っていただければ、きっとあなたのプレイに応えて鳴ってくれる筈です。
まだまだ11月まではストレスを感じる事が多いと思いますが、みなさん是非「知恵と工夫」で乗り切って下さい!!!
(困ったら是非お気軽にご相談下さい〜)
コメント