私、ギタープレイヤーなのですが、実はベーシスト向けのクリニックも行っております。
先日アルバムがリリースされたギルガメッシュの愁ちゃんやNICO Touches The Wallsの坂倉くん、最近では”ブルエン”ことBlue Encountの辻村君とかにも、いろいろとお伝え致しました。
で、そのクリニックでいつも最初にお伝えするのが本日のお題、
「ベーシストが意識するべきフィジカルの基本」
です。
と、いうわけで、いつもお世話になっている参考動画はこちらです。
スラップベースの元祖、ラリー・グラハム御大の教則動画です。
みなさんはきっとフレーズが気になって、左手や右手に注目しますよね。
実はもっと大事な事をこの動画から学ぶ事が出来るのです。
それは
「演奏時の立ち姿、姿勢、身体全体のフォーム」
です。
この動画のグラハム御大、めっちゃグルーヴィーに身体を揺らしているのに、ビシッとしているポイントが幾つかあります。
それが本日お伝えする大事なポイントです。
実はとってもシンプル。たった3項目です。
- 頭のてっぺんから右足の裏に掛けて、太い身体の軸がビシッと決まっている。
- 右の肩、肘、太ももの付け根が常に安定している。
- 基本的に一拍目で身体が沈む
「ほほう、なんだ簡単じゃないか」
そう思ったら、ご自身の演奏を鏡で見たり、動画があったら見て比較して下さい。
もしあなたが上記のポイントがしっかり出来ているなら、とても素晴らしいです!
更にライバルに差を付けるポイントを実際にお伝えした際に、あっさり理解出来ると思います。
現在出来ていない、トライしたけれどうまく行かない。
そんな方にひとつヒントを。
あなたが過去に体験した、頑張っていたスポーツは何ですか。
その時の体験をそのままインポートしてみてください。
きっとどのスポーツでも「軸足、タメ、ポイント」が出てくると思います。
(あ、水泳は無いかもwww)
今日の課題をクリアーする事によって、ピッキングの精度や安定感、力強さ、グルーヴが格段にアップ致します。
その結果、演奏する一音一音の大切さを身に沁みて理解して頂けるのではないでしょうか?
基本的に私たち演奏者が発したその音は、後戻り出来ない、その時限りの刹那です。
たった数ミリの弦振動がいろいろなもので増幅され、記録され、リスナーに提示されます。
派手なプレイや動きを重要視されるのもいいですが、人前で音で勝負しているならば、本日お伝えした点に注意して、魂の詰まったワンノートを奏でて欲しいと願っている私はおじさんかな?
もし自分で分からない場合は、リンク先のフォームから、いつでもお問合せ下さい。
「景色が変わる」ために、きちっとマンツーマンでお伝えいたします。
ではみなさん、頑張って極太のサウンドとグルーブを紡いでくださいね♪
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