私たちが機材の判断をする時の基準として「ノイズ」があります。
まあ、多すぎるのは問題ですが、ノイズはいろんな事を私たちに教えてくれます。
機材ごとにノイズの成分が違う事は、みなさん何となく体感しているのではないでしょうか?
私たちは楽器を演奏する前のノイズから、その機材が持っているトーンのバランス、ヌケなどを一瞬で判断します。
慣れたら問題点も直ぐに分かるようになりますよ。
皆さんも気をつけて”ノイズ”に耳を傾けてみてください。
ってことで、以前に一瞬で「むむむ?」となった機材が本日ご紹介させて頂きます
「ZOOM G3 / B3」です!
ヴァージョンUPして更に良くなってる! |
ネットに上がっているコメントで良く見かける「値段の割に」というご意見。
このアルバム「Blues for Tomato」、ご本人に伺ったところ、このレコーディングで使用したのはZoom G3のみだそうです。
もう、てっきりTwin Rev.だと思っていたのでショックでした。
絶対に嘘だと疑いました(笑)
さすが名手。後輩の心を折って下さいます(笑)
そしたら何と、青山様ご本人からfacebookにてコメントを頂いちゃいましたので、こちらに転載させていただきます(冷や汗!)
お褒めいただきありがとうございます。今ではライヴはG3か、それより小さいMS-50Gを1個持っていくだけでして、アンプもJC120さえあれば特に何の問題もなく、いつでもどこでも同じ音が出るので便利のひとことです。要はアンプ持ち歩いてる感覚です。
世界に名だたる高価な機材もあれこれ素晴らしいんでしょうけど、重いの嫌、ノイズ嫌、高いの嫌、とやってたらこうなってしまいました…。
もちろんヌードケーブルも使ってますけど(^^;)
青山さん、有難うございます!
(俺、完全ミーハーモードで緊張しつつ喜んでます♪)
で、お次ぎはこちら、ギルガメッシュのベーシストの愁ちゃん。
これもマーシャルのSuper Bassじゃありませんよ〜
いや、しっかり芯のあるサウンドです。合格!
Яyoのディレクションもいつも通り流石!です。
(ちなみにセルフレコーディングだよ)
じゃあ、同じ機材を使えば簡単に音がつくれるのか?
すいません、答えはNOです。
素晴らしい道具であればあるほど、使い手のネガティブポイントをカバーしてくれません。
その代わり、プレイヤーの演奏に対して、余計なお節介をしてきません。
必要なのは、本物の音を耳だけでなく、空気の動きまでも体で知っている事。
そしてそれをアウトプットしたいという強い意思がある事。
あなたがそれを知っていれば、本日ご紹介した2機種は絶対にあなたを裏切らないでしょう。
普段からアンプでしっかりとしたサウンドを作り、それを体感する。
シミュレーターでの音作りで迷ったらまずスタジオでしっかりアンプを鳴らしましょう。
それだけで変わります。
本物を知らなければ「再現はできない」と思いませんか?
演奏するのはあなた自身。
頑張って下さいね!
※こちらの記事もご参照下さい。
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